通学路を歩く
自分も実際に通学路を歩いてみた。
春の陽光の中、川の中で遊んでいる小学生もいる。大人が見えないが大丈夫か?
歩いてみると
- 平日昼間なのに意外と人が少ない
- 空き家の陰、山など死角が多い
- 周りの家から子供たちの様子が見える感じではない
川や空き家などは子供たちが好んで遊びそうなところ。簡易な囲いなど侵入防止策は一応しているが入らないように現地で指導した方がいいだろう。
人家や店が多いのでしっかり声を出して助けを求めることができれば何とかなるかな…。
学校の防犯設備
学校に来てみた本来の目的は学校に犯罪者が侵入できるか確かめることである。
春休みだが新年度の準備に先生方は登校しているらしく駐車場には多くの車があった。
校庭では子供たちが数人遊んでいる。校門は裏門ともども開いていた。
工事中の所があったので学校全部は見れなかったが…。
こまったことにグーグルマップという文明の利器により見れなかった学校の周りの様子が細部まで映像付きでわかってしまった。田舎なのでストリートビューがなくて分からないところもあったからいいが、
都会の学校なら下見に行かなくても学校の周りの様子がほぼわかってしまうということだ。
侵入防止施設
校門は大して高さもなく、乗り越えるのは簡単そうだ。頑丈さも一般的なものだろう。校門への道も広く大型トラックも余裕で通れるだろう。
学校周りのフェンスは高さ2mもない。上部に侵入防止のための措置もない。フェンスから校舎まで近いところでは5mもないのではないか。
学校のフェンスについていた通用口には鍵も何もついていなかった。すぐそばにマンションがあって人目があるとはいえ不用心すぎないか?防犯カメラらしきものも見えないし…。
学校の構造も建て増し建て増しで死角が多い。
避けられない惨劇
結論としてこの小学校なら簡単に侵入できる。
校門ももろいものなので大型トラックで簡単に突破できる。フェンスも同様。
簡単にフェンスを乗り越えたら教室は目の前。
乗り越える必要もないか。火炎瓶でも投げ込まれればそれまで。プールに夜間に農薬とかを投げ込むのも簡単だ。
侵入したらまず教師を狙う。統率もなくバラバラに来る教師を各個撃破するなど赤子の手をひねるのにも等しい。
侵入された後に待っているのは惨劇だけである。
侵入者に対して全く無力
監視カメラとかがない学校はまだまだ多いだろう。だから侵入者がいったいどこにいるか把握できない可能性が高い。
さらに問題なのは被害者がどこで倒れていて、どこに救急班を送ればいいか分からないことである。
子供の救助、避難が最優先なので侵入者への対応に避ける人数は限られる。分散して動けば教師が各個撃破されるだけだが、
一緒に動けば犯人捕捉までに時間がかかり子供の被害が増える。
自由に動き回りながら子供を襲う犯人を確保できず、最終的に逃亡を許すという最悪の事態もありうる。
犯罪に対する想像力を
今回書いた犯罪の例。分かって人もいると思うが
- トラックで突っ込む…秋葉原通り魔人事件
- 火炎瓶…京都アニメーション放火殺人事件
- 犯人、被害者など犯行の全容を把握できない…池田小学校事件
- プールに農薬…埼玉県狭山市のプールに大量の金魚(これが毒物だったら…)
全部実際にあったことである。
ネットでこれらの事件の情報は容易に手に入る。前述のように学校周りの様子はグーグルマップなどで下見しないでも分かる。
今の時代、規制されて減ってはいるが火炎瓶や爆弾の作り方というサイトまである。
何が起こるか分からない。最低限、不審者、犯罪者が何を使おうとどうしようと学校に侵入できないようにしないと。
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