#教師のバトン~自分の身さえ守らない教師たち

イジメ対応

過酷な教育現場

ツイッターで今話題になってるのが

#教師のバトン

文科省が教員志望者減に歯止めをかけるべく、教師の仕事の魅力を発信してもらおうと企画したのが始まりだったのだが、

フタを開けてみると

学校現場の過酷な労働環境

への不平不満、SOSが満載です。

これらを長年放置し続けてきたんだから、文科省が各省庁で一番ダメとか言われているのも納得いく。

主な内容は

  • 休憩なし、残業前提、土日出勤前提、もちろん残業手当なしの職務内容
  • 部活、生徒指導、学校外指導、小学校の英語、パソコンなど専門外の業務の押し付け
  • 上2つを何の疑問もなく受け入れ業務を強制する管理職や先輩教師のパワハラ

こんなところかな。自分も結構この問題について書きこんでる。

教師と議論になったこともある。悪いが議論に負ける気が一切しない。

NOと言わない教師たち、戦いを知らない教師たち

教師と議論したり、意見を読んだりして分かったことがある。

ツイッターで言ってること現実世界では一切言ってないだろう

ということ。文句言いつつ結局は

子供のためだからと過重な職務内容をやってしまっている

しかも成功させている。残業して心が病んで倒れてでも。そうなると

できるから予算増やしたり教師数増やしたりしなくていいよね

となる。この状況では議論で負けるはずはない。

お前ら、現場では何の文句も言わずやってるじゃん。

違法労働やパワハラの証拠集める方法などネット上にいくらでも転がってる。

法的問題点も調べろ。

自分らが行動せんかったら俺らが手を貸すことなんかできんことくらい分かれ。

これらを適当にブレンドするだけで、ほぼ議論に負けない。

子供のため、という勘違い

教師はとにかく

子供のためだから

という言葉に弱い。それって過重勤務については大間違いなんですけど。

子供のため=教師の子供に対する責任

労働環境改善=為政者、文科省、教委、管理職らの教師に対する責任

この2つは別々のものとして議論する必要があるはず。しかし、この2つを混同させて、

子供のために過重な労働を早出、残業して土日出勤して、

時には自腹で金出してでもがんばれ!

という変な意見を出して教師の過重労働を正当化…とまではいかなくても黙認させようとする者がいる。

本来なら、

教師のために労働環境を整えて、子供のために力を十分に発揮できるようにする

という議論をすべきではないか?プロスポーツ選手がいい成績を残すために練習環境を整えるのと一緒だろう。

だが、教育現場では大昔のスポコン漫画みたいに悪環境でも頑張って結果を残すのが美徳みたいなのが残ってるようだ。

環境を整えたのに子供のために頑張れん教師は排除していいと思う。

だが、教師のバトンで散見される意見で

(現状の)仕事に文句あるなら辞めろ

と言うのがある。正当な労働条件改善要求がだめ、辞めろ…って、どこの帝国にお住まいですか?

イジメと同じ理屈が教師に跳ね返ってきている

学校には変な風習(?)がある。犯罪を別の言葉で言い換えること。

代表的なのは「イジメ」

暴行、障害、恐喝、窃盗、器物破損、名誉棄損などなどの凶悪犯罪なのにイジメという柔らかい言葉にして

子供がやったことなんだから

となぁなぁにしまう。

学校が責任取りたくないからなんだろうね。

で、教師の過重労働問題が

子供のために頑張る教師の働きすぎ問題

になっている。いい方を換えるだけで

素晴らしい行為!これに反対する奴は教師辞めろ!

となる。前述の文句があるなら辞めろ教師らの使う理屈ですが…。

巨大なブーメランですな。

過重労働への対応とイジメヘの対応は似ている

イジメ問題でも過重労働問題でもそうだが、何か問題があっても

ちょっとくらい」

と子供や教師に我慢させる。その間に問題解決するだろうと甘く見てたら、

  • イジメがエスカレート
  • さらに過重な内容を上が押し付けてくる

そうなると解決は困難になる。過重労働問題はまだいい。後からでも証拠が集められる。最悪、転職と言う手もある。

先送りしていいことは何もない

法的知識をつけ、ボイスレコーダー、ビデオ等で言い訳できない証拠を集め自分を守る。

イジメの時、親がやるべき対応と一緒だ。

きついことを最後にあえて言わせてもらおう。

教師諸君。君らはいじめが起こった時、本当に動けるのか?

過重労働への対応を見てると不安でならないんだが?

自分の身さえ守らない人が、よその子を守れるのか?

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