教師がいないところで子供が犯人に遭遇した時のことを想定していないこと
学校に不審者が侵入する場合の目的は
- 子供を狙っての場合
- 教職員を狙っての場合
- 物品を狙っての場合
以上の3つが考えられる。
当然、全ての場合の対応策が考えられているはずだが…
子供が先に不審者に遭遇してしまった場合のマニュアルを…見たことがない。
(あるなら参考にしたいので是非教えてほしい)
教師が不審者発見、危険かどうか判断して対応…とかいうのはあるが、
子供が先に出会って不幸にも被害にあった場合のマニュアルは見つけられなかった。
この事態を想定していないのか?想像力がないのか?
違うな。
手の打ちようがないから気付かなかったふりをして書いてないんだろう。
幼稚園の防犯研修に講師として呼ばれた時、不審者対応の訓練に立ち会ったことがある。
やはり不審者が先に教師と遭遇した場合の訓練だった。
他の小学校その他での訓練でも同様だった。どちらもきちんとした対応ができていた。
だが…。
突然現れた凶悪な犯罪者
逃げ惑う子供たち
血の海に倒れ伏す被害者たち
自由に校内で暴れ回る犯罪者
状況は刻々と変わりどこに救助班、防犯班を送ればいいか判断できない上層部
時間とともに増える被害者
こういった状況は想定されない。実際に池田小学校事件で起きたことなのに。
孤立した教師にできることは…
文句ばかり言っていても現実は変わらない。
自分がそういった状況におかれた時どうするか?
- 犯人は動き回り、状況は刻一刻と変わる
- 監視カメラもなく上層部は状況を把握できないので指示は期待できない
- 子供たちからの情報は期待できない
- 教師同士の連携はほぼ取れない
- 防犯具の備えはさすまた程度しかない
- 子供たちの救助と犯人確保の両立は不可能
もし校長がまともで、即110番しているなら警察到着まで5~6分。
(確かではないが110番したら報告書を出さないといけないらしく、なかなかしない校長もいるらしい。)
その間どうするか?犯人確保か?子供を守るか?
連携が期待できず、早急な対応を求められる状況では後者中心でいくしかないだろう。
- 子供を教室(できればカギのかかる)に避難させ内側からバリケードを作らせる
- けが人はできるだけの処置
- スマホで119番(1秒の遅れが命に係わる場合がある)
- 子供の避難場所を他の教師にスマホ連絡
- 校内を回り逃げ遅れた子、けが人の救助
おそらく子供を教室に立て籠もらせ、数人の子を救助した頃にはパトカーが到着しているだろう。
運よく他の先生が犯人を確保していたらいいが…期待は薄いだろう。
犯人は大暴れしたあと、パトカーのサイレンをBGMに意気揚々と逃げおおせているかもしれない。
学校に備えはあるけれど…
学校がさまざまな防犯対策をしていることは知れ渡っている。
それが抑止力になっているが、それを潜り抜けようという悪辣なものも当然出てくる。
- 車で校庭に突っ込む
- ガソリンを校内にまく(火炎瓶なども)
- プールに薬物等を投げ入れる
などなど考えられる。(上記は学校でではないものも含まれるが実際にあった事態を参考にしている。)
最近、何校か学校の周りの様子を見てみたが、これらの犯罪は簡単に実行できそうだった。
あまりにも容易に侵入できそうな状況は何とかならないか?
知ってる人もいると思うが、秋葉原の通り魔事件は6月8日。池田小学校事件の日だ。模倣犯の可能性が高いと自分は考えている。
まず、何からやる?
まず何からやるか?
- 侵入防御策
- プールの屋根つけ
- 監視カメラ
- 子供の護身術
こんなものか。
侵入ができなければ防犯は容易。教職員の負担もぐんと減る。
フェンスも高くして危険物を投げ込まれないようにすればよい。
車が突っ込んでも大丈夫なものを作ればよい。(タイヤパンクさせるタイプのバリケードでもいい)
去年コロナで水泳の授業を中止にしたから、たぶん今年はプールの故障が多いと思う。その修理のついでに屋根を付けたらよい。くそ寒い梅雨時期に雨の中水泳をしなくてもよくなる。
監視カメラがあれば不審者対応が楽になるのは間違いない。侵入防御策(フェンス等工事)とどちらが安くつくか…だが。
侵入されると素人の教職員が危険にさらされるわけで。
子供の護身は最後の手段だな。大人が護身術やっても非常時に使えなかったという話はよく聞くし。
上とケンカしてでも予算をとってくる覚悟が校長らにあるかだよな。
3年程度で転勤、定年だから上に嚙みつく度胸はないだろう。
ところで、ダミーカメラ学校の周りにつけたら教育委員会に怒られるんだろうか?
嘘でもいいから警察官立寄所の看板つけたらだめなんだろうか?
だいぶ違うと思うが。
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